プロフェッショナルカスタムマシン

プロの製作したカスタムマシンは、市販化されたパーツをただ取り付けるだけではない。取り付けたパーツの性能をフルに発揮できるようにセッティングしたり、細かいフィッティングにもこだわっていて、それがひいてはマシンとしての完成度の高さに結び付いているのだ。その実例をここでは紹介する。

スズキ
GSX1100S KATANA by ヨシムラ

徹底的に究極を目指したストリート最強のカタナ"KATANA1135R"

GSX1100S KATANA by ヨシムラ

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2001年に5台だけ製作され、当時としては破格の車体価格358万円、しかも購入前にはオーナーの書類審査すらあったヨシムラのKATANA1135R。製作から20年が経過する現在でもなお、GSX1100/750Sカタナ系カスタムマシンを代表する存在として君臨し続けている。そもそも、このマシンが生まれるキッカケは、ヨシムラ社内で『ファイナルエディションでヨシムラらしいカタナを作ろう』という声が上がったことだった。当時、ヨシムラが入手できた車体が5台。その5台で“究極のカタナ”を製作するというコンセプトで製作がスタート。レーサーレプリカモデルをしのぐ俊敏性。乾燥重量200㎏以下の軽さと、260㎞/hでもヨレない剛性の高さを両立するという、当時としてはかなり高い数値目標だった。そこで、まずは車両を全バラ状態にしてすべての部品の重量を計ることから作業がスタート。タンクをビーターのアルミ製に交換したのをはじめ、軽くできるモノはすべて軽くし、ネジ1本まで軽さにこだわったて製作されたのだった。

GSX1100S KATANA by ヨシムラ


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問い合わせヨシムラジャパン
住所神奈川県愛甲郡愛川町中津6748
Webサイトhttps://www.yoshimura-jp.com



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