プライべーターカスタムマシン

自らの愛車を自らの手でカスタムする。その過程には思いもしなかったことが発生するだろうが、それを解決するのも楽しい。そうやって自らの手を動かしてカスタムを楽しんでいる一般ユーザーたちのカスタムマシンをここでは紹介する。なお、ここで紹介するのは基本的に過去の本誌紹介記事を再編集した内容になる。

スズキ
GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)

貴重なパーツを多数使用しボンネビル・フォルムを実現

GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)

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「昔、買おうか悩んだバイクで、以前知り合いが乗っているのを見て欲しくなりました」

GSX-R1100を入手した経緯をそう話す大内邦朗さん。整備が行き届いていない中古車をカスタム前提で入手し、今やすっかりフルカスタム状態だ。

GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)

エンジンはJEのピストンにより1,196㏄にボアアップ。ヨシムラST-1カムシャフトやH断面コンロッド、6速クロスミッションを導入し、ポート拡大などの加工もほどこす。吸気はFCRφ39㎜キャブレター、排気系はノジマエンジニアリングのエキゾーストパイプとスーパーバイク83製の汎用サイレンサーを組み合わせた。パワーもレスポンスも向上し、とても乗りやすいとのこと。

足まわりはホイールがドゥオーモ製で、フロントフォークはオーリンズ製倒立タイプ。プラスミュー製ローターとブレンボ4ポット・ビレットレーシングキャリパーとマスターシリンダーのセットで制動力を高めている。

注目のボンネビルレプリカカウルやTT-F1用シート、ヨシムラ製アルミタンクはインターネットオークションで入手。オーナーの手によって加工され、LED化したCBR400RR用ヘッドライトやカーボン製バックミラーなどを装備している。

細部も手抜かりない。ジータ製フライトハンドルとヨシムラ製ステップでレーシーなポジションを構成。自作したカーボンメーターパネルにスタック製メーターやヨシムラ製マルチテンプメーターなどを埋め込んだり、油冷後期のオイルクーラーを装着するなど、オーナーのカスタム魂が存分に込められた一台だ。

[カスタムポイント]キー操作で着脱可能としてメンテナンス性を向上

GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)

入手したTT-F1用シートはボルト3本で固定されていて、着脱には工具が必要となる。そこで大内さんはノーマルと同じようにキー操作によって外せるように加工している。また、着脱の際に保安部品の配線がジャマにならないようテールランプやウインカーはフレームに残すこだわりようだ。さらにテールランプのブレを抑えるためステー上部とシートカウル上面にクイックリリースを追加するなど、細かい部分まで考えられた仕様になっている。ストレスなくスムーズにシートカウルが着脱できるアイデアに脱帽だ。


カスタムパーツギャラリー

  • GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)
    カーボンパネルから切り出したベースにスタック製のタコ&スピードメーターを埋め込んでいるコックピット。左上は空燃比計で右にはヨシムラ製マルチテンプメーターが埋め込まれている
  • GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)
    ヨシムラ製のアルミタンクは再販されたモノではなく貴重な当時モノ。アルミの鈍い光や溶接跡、各部に見えるキズなどが歴史を感じさせる。点火系にはASウオタニSPⅡとNGKコードを使用
  • GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)
    当時感がある5本スポークのマグネシウムホイールはドゥオーモ製。プラスミューのフローティングローターにブレンボ製キャリパー、オーリンズ製倒立フロントフォークなど一級品を投入
  • GSX-R1100 by 大内邦朗(静岡県)
    購入時はオーリンズだったリヤショックはアラゴスタ製のフルアジャスタブルタイプに変更。選んだ理由は友人が日本代理店なので。GSX-R1100専用に作ってもらったモノなのでマッチングは良好



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