空冷Zは数千kmの走行距離でオーバーホールが必要という人もいるようだが、しっかりしたエンジンを構築すればそんなことはない。今回のZ1をはじめとして数々のエンジンをチューニングしてきたトレーディングガレージナカガワ・中川和彦代表はこう語る。

「空冷Zはオイルにじみがあたり前とされていますが、それは各部の精度が出ていなかったり、設計上未発達な部分があることも原因です。以前からそういった不安点を解消し、絶版車でも安心できるエンジンを提供したかったと考えていました。そしてさまざまなケースを理解し、研究を重ねて自分も納得できた今、コンプリートエンジンの提案をさせていただいています」

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