プロフェッショナルカスタムマシン

プロの製作したカスタムマシンは、市販化されたパーツをただ取り付けるだけではない。取り付けたパーツの性能をフルに発揮できるようにセッティングしたり、細かいフィッティングにもこだわっていて、それがひいてはマシンとしての完成度の高さに結び付いているのだ。その実例をここでは紹介する。

カワサキ
ZRX1200 DAEG by 忍者

インパクトある見た目と高い利便性を組み合わせた一台

ZRX1200 DAEG by 忍者

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時に1日で1000km走り、雨でも泊まりのツーリングに出かける。そんなツーリング好きの人物が手掛けたカスタム車を紹介する。ビルダーは大阪のカワサキ正規取扱店・忍者の伊藤彰代表だ。一発で作り手がわかるほど、個性的な車両である。

カスタムビルダー名が配置されていなくても、どの作り手が作ったかわかる車両。カスタム車を語る時に、この考えは重要な要素となってくるのではなかろうか。ここで紹介するZRX1200ダエグとZRX1200Sは忍者が手掛けた車両で、先述の車両に当てはまる典型的な事例だ。カウルにロゴは入れられているものの、同店の車両とわかるカスタム車となっている。

大きな特徴の一つがカラーリングだ。ピンクとブラックという組み合わせは奇抜なデザインになりがちだが、この2車種の場合、上品ささえ漂うグラフィックとなっている。同店では過去に、ゴールドやシルバーを基調としたペイントに取り組んでいるが、いずれも優美なグラフィックに仕上げられている。

また、同店のカスタム車の特徴である、ツーリングでの高い利便性もよく反映されている。ここで紹介しているカット以外にも、足休めがあるステップや、荷かけフックの増設など、いたるところに利便性を考慮した工夫がほどこされている。つまりこの2台は個性の強さと利便性といった、バイク乗りが喜ぶ2つの要素を取り入れた車両といえるだろう。


カスタムパーツギャラリー

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