カウル&ミラー以外にも展開
同社はカウルやミラー以外のバイク用パーツを手がけていて、さらにはその技術をバイク用パーツ以外の市場にも投入し、さまざまな製品を生み出している。業界の枠にとらわれない多様な製品を開発することで得られた新たな技術は、バイク用パーツの開発に活かされる。
外装類以外のパーツ
グリップエンド
カーボンハンドルバー専用のグリップエンドも用意。本体はアルミ製で、ドライカーボンパイプのリングと組み合わせた。カラーはシルバーとブラックの2タイプをラインナップ
ハンドルバー
一般的には金属を用いるハンドルだが、カーボンでも十分な強度を持たせることができる。テーパー形状のドライカーボン製で、2種類のタイプをラインナップしている
バイク用パーツ以外の製品
プレスカーボン成形の美しさをアタッシュケースに応用。ビジネスシーンで一般的なA4サイズとA5サイズ、それぞれ綾織、Gシルバー、カーボンケブラータイプをラインナップ。内装は牛革張りとしている
カスタム好きなら持ち物にもこだわりたい。このウォレットは牛側をベースに、表面にカーボンをあしらった。綾織カーボンとGシルバーの2タイプをリリース
ガレージに空いたペール缶が転がっているという人も少なくはないと思うが、ペール缶用カーボンテーブルで、雑然としたガレージも快適スペースに早変わり
バイク以外にも多様な製品を製作している。2018年に開催された平昌パラリンピック・チェアスキー日本代表の狩野 亮選手が装着する足のカウルも蛭田氏自らが製作したものだ
CUSTOM MACHINE
SUZUKI GSX-R1000

同社は最新スーパースポーツモデルの新型GSX-R1000(※記事製作当時の2018年モデル)用外装パーツを早くもラインナップ。スクリーンやサイドカバー、フェンダー類など、いずれも同社が得意とする外装パーツだ。新型GSX-R1000はノーマルではリヤインナーフェンダーが装着されていないため、同社のインナーフェンダーの販売は好調とのこと。アンダーカウルはオイルキャッチ構造となる。
※本記事はカスタムピープル179号(2018年5月号)掲載記事を再編集したものとなります。時系列はとくに断りがない限り、記事製作当時のものとなります