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ゲイルスピード サムブレーキマスターシリンダー

事故の影響などでハンディキャップのある人たちの操作補助として注目されているのがサムブレーキだ。古くはWGPでミック・ドゥーハンが右足のケガでフットブレーキを使えなくなった補助として使われたのが注目されるキッカケともいえるが、サムブレーキ用ブレーキマスターシリンダーはほぼワンオフ品で少数しか流通しておらず、必然的に高額化している製品だ。

ゲイルスピード サムブレーキマスターシリンダー

ただ、操作補助ばかりではなく、昨今はレースチームも足操作ではなく、手元でのリヤブレーキを制御したいという要望が高まっているという。現在のレースシーンはご存じのとおりだと思うが、ヒジすりがめずらしくないほどバンク角が深い。そのため右コーナーではバンク角が深すぎてリヤブレーキ操作ができないこともあるという。しかし、スライドからのグリップ回復やコーナリング中の姿勢制御などリヤブレーキの使用度が高まっていて、今回紹介するサムブレーキ用マスターシリンダーも、実はヨーロッパで同社がサポートしているレースチームの要望で開発が進められていたそうだ。

そしてEICMA2019にアクティブが出展したところ、予想以上に会場で大きな反響があったという。そこで市販化を決定し、日本でも販売されることになったのだ。

操作は左手の親指で行なうが、今回の製品はあくまでもφ30〜34㎜ピストン径のリヤキャリパーに適合するレース用として開発されたものであり、適合車種は設定されていない。同社で図面を公開(本ウェブサイトでも転載するが、ゲイルスピードのウェブサイトでも近日公開予定)するので、図面の寸法を参考にしていただきたいとのこと(アクティブも装着の可否に関する問い合わせには応対できないとのことだ)。

3月下旬から4月上旬にデリバリー開始を予定している。

ゲイルスピード サムブレーキマスターシリンダー

価格:5万2,800円(税10%込)
レバー長/レバーレシオ:135mm/17mm ピストン径:φ12mm
重量:180g カラー:ブラウン

ゲイルスピード サムブレーキマスターシリンダー

問い合わせアクティブ
TEL0561-72-7011
Webサイトhttp://www.acv.co.jp


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