プライべーターカスタムマシン

自らの愛車を自らの手でカスタムする。その過程には思いもしなかったことが発生するだろうが、それを解決するのも楽しい。そうやって自らの手を動かしてカスタムを楽しんでいる一般ユーザーたちのカスタムマシンをここでは紹介する。なお、ここで紹介するのは基本的に過去の本誌紹介記事を再編集した内容になる。

カワサキ
Z1000J by 一般オーナー

創意工夫を存分に凝らしたDIYの傑作

Z1000J

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80年代、90年代の一般オーナー所有のクルマを展示するハチマルミーティング2016に、カスタムバイクの展示コーナーが設けられた。展示車両のなかから賞も授与された。その賞を獲得したZ1000Jを紹介しよう。

現在は数多くのアフターパーツが発売されていて、ひと昔前に比べれば、純正流用カスタムの事例が非常に少なくなった。このような現状のなか、このZ1000Jは、純正流用を中心として手が加えられている。

この手法はあえて行なったカスタムで、純正流用は、このZ1000Jのカスタムコンセプトなのだ。オーナーのWさんは、たとえ多くの箇所に手を加えても純正っぽさを演出したかったのと、ほかのカスタム車と差別化を図りたいと考えた。そこで純正流用を中心としてカスタムし、さらにはパーツの自作やちょっとした加工など、ひと手間を加えている。

このZ1000Jの純正流用のテーマは、Z1000Jの後継機種であるZ1000Rのスタイルに近づけること。そのテーマのもとパーツを取捨選択。この2車種は同系統モデルだけに、見事なまでにねらいは成功し、一見してZ1000Rだが、実はZ1000Jという純正イメージカスタムを実現させている。


カスタムパーツギャラリー




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