プロフェッショナルカスタムマシン

プロの製作したカスタムマシンは、市販化されたパーツをただ取り付けるだけではない。取り付けたパーツの性能をフルに発揮できるようにセッティングしたり、細かいフィッティングにもこだわっていて、それがひいてはマシンとしての完成度の高さに結び付いているのだ。その実例をここでは紹介する。

カワサキ
Z900RS by ドレミコレクション

空冷Zに魅せられし者が提案する雰囲気

Z900RS by ドレミコレクション

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空冷Zにこだわりがある者が手を加えたらこうなる。何と分かりやすいカスタムマシンなことか。このZ900RSを手掛けたのはドレミコレクション。空冷Zへの同社の思い入れが、車両のいたるところに反映されている。

空冷Z系モデルを中心としたレストアパーツを多数手がけるほか、ゼファーシリーズに対応したZ2外装やFX外装をラインナップするドレミコレクション。空冷Z系モデルに造詣が深い同社だけに、このZ900RSにも、そのテイストを存分に反映させている。

イメージしたのは70年代から80年代にかけてのAMAスーパーバイクで活躍した空冷Z系モデルで、18インチホイールや4本出しマフラーなど、当時風のエッセンスを盛り込んでいる。また、外装パーツには、細部の造形にもこだわったZ2タイプのサイドカバーとテールカウルを採用。ノーマルのZ900RS以上に空冷Z系モデルの雰囲気を醸し出している。

性能面に関してはリヤショックにハイパープロを採用したり、同社オリジナルの角タイプスイングアームやアルミ削り出しトップブリッジに変更したりするなど、車体をレベルアップしている。空冷Z系モデルをイメージして開発されたZ900RSだけに、同社によりその魅力をより一層引き立たせられた一台といえる。


カスタムパーツギャラリー

問い合わせ先ドレミコレクション
電話番号086-456-4004(本社) 03-5631-8228(東京営業所)
Webサイトhttps://www.doremi-co.com



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