ワゴンタイプのクルマをバイク運搬用=トランポとして活用している人も多いだろう。ただバイクを積載するだけならスペースさえあればいいが、快適性や安全性を高めるのならひと工夫したいところ。そんな場合には職車ドットコムのトランポカスタムがお勧め。
業務車両の装備をバイク用として転用することで専用トランポ化が実現
バイクでサーキットやオフロードコース走行を行なう場合、オン・オフ問わず自走で参加というのはリスクが大きい行為だ。まずコース走行はものすごく疲れる。その疲労回復のため途中で仮眠して帰りたいと思っても、バイクだと仮眠するのもなかなか難しい。それに雨天時は往復のいずれでも悲惨なことになるし、装備類を着用していけば汗まみれの装備で帰宅しなければならない…、なんてことも。さらには転倒して愛車が損傷して自走不可になってしまうと、もうお手上げだ。数万円の余計な出費覚悟でレッカーサービスを呼ぶしかなくなる。
そこで多くの人はバイク積載用にトランスポーター(略してトランポ)となるクルマを用意する。よくハイエースなどのワゴンタイプが選ばれるが、内室が閉鎖されるので愛車や装備類を雨天にさらさなくていいし、安全性も高まるからだ。
ところがワゴンタイプのクルマはバイクを格納することを前提としていないので、バイク積載には一定のノウハウが必要だ。そこでバイクを運搬してサーキットやオフロードコースに持ち込む機会が多いベア世田谷では、業務車両向けのフロアボード施工に着目し、バイク運搬を前提とした特注の施工プランを用意。通常、ワゴンタイプの荷物室は純正カーペットを敷くが、その保護用としてべニア板をフロアボードとして配置し、床面を保護するというものだ。そのフロアボードは28㎜厚の合板とし、耐久性と耐荷重を向上。バイク積載時、サイドスタンドやメンテナンススタンドを用いると床面をキズ付けてしまいがちだ。純正カーペットではめり込んで車体が不安定になることもあるので、車体を安定させるうえでも有用だ。
また、インナーキャリアとして荷室に棚などを設けることもできるので、ヘルメットなどのギア類の予備や、大量消費してかつ常時使用するパーツクリーナーなどの消耗品をラックに収納する、なんて使い方も可能。
一般ユーザーが合板やべニアをフロアボードとして敷くのもいいが、キチンとした施工業者のキットを使うのが一番の近道。そして職車ドットコムのキットを購入して自分で施工するのもいいし、バイク用を最適な状態で最初から得たいのならベア世田谷の特注プランを活用するのもいいだろう。後者の良例が一番最初に紹介した写真の状態で、ハイエースDXワイドスーパーロングでの施工例となる。
トランポもトランポとしての快適性を高めるカスタムが存在する。DIYでトライするのもいいし、特注プランを活用するのもアリ。快適なトランポライフを送るうえで、こういったプランやキットを活用したいところだ。
※記事内の価格はすべて税込み価格